今後の取組み
次の取組みを新たに推進するとともに、これまでの取組みをブラッシュアップし、先に公約とした「個別施策1~6」の更なる実現を目指す。
また、新たに下記の「個別施策7~10」を公約に追加し、子育て世代に限らず、こどもから高齢者まで、市民の誰もが自分らしく、いきいきと暮らせる、賑わいと活力あるまちづくりに取り組む。
施策1 人口減少対策
(1) 子育て世代に対する支援の充実
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少子化の要因となっている婚姻率の低下を踏まえた結婚支援金の給付
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妊娠時及び出産時の経済的負担の軽減に向けた支援金の給付
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産婦人科医院または小児科医院の開設に向けた支援制度の創設
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妊娠判定検査及び妊婦健康診査に対する費用助成の拡充
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妊娠・出産時における母子の健康管理の充実に向けた新たな母子健康手帳アプリの導入
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子育てと仕事の両立に向けたセミナー・講座等の開催
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市外への通勤に対する支援制度の創設
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こども・子育て施策の推進に向けた「こども応援基金」の創設
(2)移住・定住の促進
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UIターンにより市内企業に就職した市民を対象とした就職奨励金の給付
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移住関心層を対象とした田舎暮らし体験事業と保 育園留学事業の実施
(3)交通アクセスの改善
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コミュニティバス路線「海津津島線」の運行車両の大型化
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商業施設や飲食施設を併設したバスターミナルの整備
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養老鉄道の車両更新と高速化、交通系ICカードと自動改札の導入、駅舎等の環境改善
(4)住環境の整備
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憩いの場となる都市公園等の環境改善
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未利用地の利活用に向けた「空き地バンク」の創設
施策2 産業振興と雇用確保
(1)一次産業の振興
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スマート農業の推進に向けたGPS基地局の整備
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農業水利の向上と内水氾濫のリスク低減に向けた農業排水施設の更新
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「湖池屋」製品の素材となるジャガイモの産地化に向けた試験栽培
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広大な優良農地を活かした農産物の加工施設・貯蔵流通施設の誘致
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農業生産者と商工事業者のマッチングによる海津市産農畜産物の消費拡大と新商品の開発促進
(2)二次産業の振興
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海津市産農畜産物を使用した加工品の商品化に関する可能性調査の実施
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農業生産者と商工事業者のマッチングによる海津市産農畜産物の消費拡大と新商品の開発促進【再掲】
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(仮称)海津SIC周辺における工業団地の整備や商業施設の誘致
(3)三次産業の振興
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宿泊施設の更なる誘致と古民家や空き家を活用した民泊の推進
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外食チェーン店と書店の誘致に向けた開業支援
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農業生産者と商工事業者のマッチングによる海津市産農畜産物の消費拡大と新商品の開発促進【再掲】
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(仮称)海津SIC周辺における工業団地の整備や商業施設の誘致【再掲】
(4)スタートアップ支援
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外食チェーン店と書店の誘致に向けた開業支援
施策3 誘客促進と魅力発信
(1)観光資源の磨き上げ
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魅力ある地域資源が集積する「月見の森エリア」のブランディング戦略の策定
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自然豊かな里山の魅力を活かした誘客振興
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河川・水辺空間の利活用による賑わいの創出(ミズベリングイベント など)
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公園施設を活用した賑わいの創出
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「早川家住宅保存活用計画」の策定
(2)観光情報や魅力の発信力強化
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観光誘客の促進に向けた「海津市観光協会」の法人化と機能強化
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千代保稲荷神社参道をはじめとする集客地へのフォトスポットの設置
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「恋人の聖地」に登録された「月見の森」への記念モニュメントとフォトスポットの設置
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インバウンドの拡大に向けた「東海地区外国人観光客誘致促進協議会」への加入と情報発信の強化
(3)観光基盤の整備
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商業施設や飲食施設を併設したバスターミナルの整備【再掲】
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養老鉄道の車両更新と高速化、交通系ICカードと自動改札の導入、駅舎等の環境改善【再掲】
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宿泊施設の更なる誘致と古民家や空き家を活用した民泊の推進【再掲】
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インバウンドの拡大に向けた案内表示等の多言語化
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サイクルツーリズムの推進と自転車利用環境の改善に向けた飲食店等へのサイクルラック、ベンチ等の設置
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庭田山頂公園における駐車場の整備とサイクルラックの設置
(3)周遊観光の促進
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産業観光と文化観光による周遊の推進
施策4 防災・減災の強化
(1)自然災害に対する強靭化
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農業水利の向上と内水氾濫のリスク低減に向けた農業排水施設の更新【再掲】
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山除川の護岸改修
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浸水・冠水状況の速やかな把握に向けた水位センサーの設置
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学校施設(指定避難所)における非構造部材の耐震化
(2)防災拠点の整備と防災備蓄・資機材の確保
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南濃中部地区における防災機能を備えたコミュニティ施設の整備
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「防災道の駅」への選定に向けた道の駅の防災機能の強化
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衛生的なトイレ環境の確保に向けたトイレカーの導入
(3)避難環境と避難所運営の改善
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学校体育館(指定避難所)への空調設備の設置
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災害時における車中泊エリアの設定と運営管理マニュアルの整備
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衛生的なトイレ環境の確保に向けたトイレカーの導入【再掲】
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「クラウド型被災者支援システム」を活用した避難所開設訓練の実施
(4)自助・共助の促進
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耐震シェルターや防災ベッドの住宅への設置に対する費用助成
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雨水貯留タンクの住宅への設置に対する費用助成
(5)災害・防災情報の発信強化
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災害ポータルサイトの開設
(6)災害ボランティア受入体制の構築
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災害ボランティアセンターの開設・運営に関するワークショップの開催と訓練の実施
施策5 教育の充実
(1)個性を引き出す教育
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教育施策の充実に向けたICT活用教育アドバイザーの配置
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教育施策の充実に向けた教育CEOの設置
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児童生徒一人ひとりに貸与するGIGAスクール端末の更新
(2)郷土教育の推進と こどもの定住志向の醸成
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「木曽三川輪中ミュージアム」を活用した地域の歴史・文化・伝統の発信とふるさと教育の推進
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宝暦治水をテーマとした企画展や講演会等の開催
(3)こどものスポーツ機会の充実
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スポーツ活動の充実に向けた「平田グラウンド」の一部改修
(4)海津明誠高校との連携
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高校生による まちづくり企画の地域協働による実現を図る「高校生未来創造プロジェクト」の実施
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市や地域と教育機関が協働して実施する地域活性化の取組みに対する費用補助
(5)その他
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学校体育館(指定避難所)への空調設備の設置【再掲】
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「トーハン」との協働による書店ゼロの解消とブックイベントの開催
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外国籍の児童生徒及びその保護者とのコミュニケーションの改善に向けた通訳・翻訳ボランティアの派遣と音声翻訳機の追加配備
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終戦80周年を節目とした平和教育の推進
施策6 安全・安心の確保
(1)消防・救急体制(常備消防)の強化
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消防職員の更なる増員、消防車両・資機材の計画的な更新・配備
(2)消防団活動の推進
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消防団車両・資機材の計画的な更新・配備
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消防団員を対象とした岐阜県消防学校への研修派遣
(3)交通安全対策の推進
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高齢者用または幼児同乗用の電動アシスト自転車の購入に対する費用助成
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サイクルツーリズムの推進と自転車利用環境の改善に向けた飲食店等へのサイクルラック、ベンチ等の設置【再掲】
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石津小学校児童の登下校時の安全確保に向けた踏切(石津8号)の拡張
(4)見守り・防犯活動の推進
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「まちづくり協働センター」を通じた見守り・防犯活動等に対する支援
新たに公約に加える個別施策
施策7 誰ひとり取り残すことのない地域社会づくり
乳幼児から高齢者まで、社会的支援を必要とする市民への福祉サービスの充実に取り組み、全ての市民が安心して暮らし、支え合う地域社会を目指す。
また、多文化共生とともに、多様性に関する教育と啓発を推進し、文化や言語等の違いによる不平等のない共生社会の実現に取り組む。
(1)社会福祉の増進
① 高齢福祉
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高齢者移動サービスを提供する団体や事業者を対象とした運行車両のリース料を含めた実施に要する費用補助の拡充
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認知症高齢者の個人賠償責任保険への加入費用に対する助成
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ICTを活用した新たな高齢者見守りサービスの導入
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介護人材の育成・確保に取り組む介護サービス事業者に対する支援制度の創設
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高齢者用または幼児同乗用の電動アシスト自転車の購入に対する費用助成【再掲】
② 障がい福祉
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介護人材の育成・確保に取り組む介護サービス事業者に対する支援制度の創設【再掲】
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障がい福祉サービス事業所「はばたき」の施設修繕
③ 児童福祉
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市内認定こども園における おむつの無償化
(2)多文化共生の推進
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多様な文化や価値観を持つ市民の相互理解の促進に向けた「多文化共生推進計画」の策定
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海津市のホームページ等における やさしい日本語による表記の充実と更なる多言語化
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外国籍の児童生徒及びその保護者とのコミュニケーションの改善に向けた通訳・翻訳ボランティアの派遣と音声翻訳機の追加配備【再掲】
(3)多様性社会の推進
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ファミリーシップ(パートナーシップ)宣誓制度の推進
新たに公約に加える個別施策
施策8 健康・生きがいづくり
市民の健康を守る地域医療と検診等の充実を図るとともに、市民の文化・スポーツ活動の促進と居場所づくりに取り組み、心身の健康と幸福度の増進を図る。
(1)地域医療の充実
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海津市医師会病院における医療と魅力の充実に向けた取組みに対する支援
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産婦人科医院または小児科医院の開設に向けた支援制度の創設【再掲】
(2)健康チェックの充実
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こどもから高齢者までの全ての市民を対象とした心身の健康づくり推進拠点の設置(健康に関する相談・指導・チェック・情報発信、心のケア など)
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妊娠判定検査及び妊婦健康診査に対する費用助成の拡充【再掲】
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市内医療機関における がん検診の充実
(3)居場所づくり
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こどもから高齢者までの全ての市民を対象とした心身の健康づくり推進拠点の設置【再掲】(健康に関する相談・指導・チェック・情報発信、心のケア など)
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孤独・孤立対策の居場所づくりに向けた「フリースペースどんぐり」の充実
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フレンドリールーム(不登校児童生徒適応指導教室)の充実
(4)文化・スポーツの振興
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地域の伝統文化・行事の継承に対する支援の拡充
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「トーハン」との協働による書店ゼロの解消とブックイベントの開催【再掲】
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スポーツ活動の充実に向けた「平田グラウンド」の一部改修【再掲】
新たに公約に加える個別施策
施策9 協働・共創による まちづくり
市民の健康を守る地域医療と検診等の充実を図るとともに、市民の文化・スポーツ活動の促進と居場所づくりに取り組み、心身の健康と幸福度の増進を図る。
(1)協働・共創の推進
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協働・共創による まちづくりの推進拠点「まちづくり協働センター」の開設
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活動団体の設立支援や市民活動の実施に要する費用補助
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まちづくり活動を対象としたクラウドファンディングに対する費用補助
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地域の活性化や地域課題の解決に向けた「まちづくり協議会」の設置
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南濃中部地区における防災機能を備えたコミュニティ施設の整備【再掲】
(2)産官学金連携の推進
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公民連携の推進に向けたワンストップ窓口の設置
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市や地域と教育機関が協働して実施する地域活性化の取組みに対する費用補助【再掲】
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デジタルトランスフォーメーションの推進に向けたDXコーチの設置
新たに公約に加える個別施策
施策10 共創による魅力づくりとシビックプライドの醸成
多様な主体との共創により、新たな まちの魅力や価値を創出し、地域の活性化を図るとともに、海津市の自然、歴史、文化、観光、イベント、物産等の幅広い魅力を発信し、シティプロモーションの促進とシビックプライド(まちへの愛着と誇り)の醸成につなげる。
特に、2025年度は、市制施行20周年・宝暦治水270周年記念事業の実施を通じて、魅力の創造と発信に取り組む。
(1)魅力づくりと発信
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新たな まちの魅力の創出に向けた野外音楽フェスの開催
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「杉並合唱団」と「かいづっち合唱団」による合唱交歓会の開催
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市民団体等が企画する事業・イベント等に対する費用補助
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海津市の新たなプロモーションビデオの制作や旅行提案型デジタル冊子の作成
(2)シビックプライドの醸成
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「木曽三川輪中ミュージアム」を活用した地域の歴史・文化・伝統の発信と ふるさと教育の推進【再掲】
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宝暦治水をテーマとした企画展や講演会等の開催【再掲】
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地域の伝統文化・行事の継承に対する支援の拡充【再掲】
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海津市をテーマとした絵本の制作と配布